土佐山嫁石の梅

土佐山嫁石の梅園

高知県高知市土佐山に嫁石というところがあり、素晴らしい梅園があります。梅の咲く季節は、渓谷と相まって素晴らしい景色となります、また、良い梅の香りに一帯が包まれます。梅の見ごろは、2月下旬〜3月中旬。高知市の奥座敷である土佐山の嫁石地区には、車で30分程度で行く事ができます。

五感で楽しめる

現地につき、車のドアを開けたとたん、ふわっと梅の良い香りがします。そして、サワサワサワ…と渓谷を流れる水の音、鳥のさえずる声…。すごくリラックスできる雰囲気で、ゆったりとした和やかな気持ちで、ゆっくりと梅や景色を楽しみながら歩くと、とても気持ち良いです。また、梅の花や周辺の景色に加えて、美味しい地元の食べ物等もあり、五感で楽しむ事ができる場所です。

梅と渓谷 梅と青空 森梅園内

駐車場下の梅園には「森梅園」と札が立てられていて、個人所有の梅園である事がわかります。園内はきれいに散策道が整備されていて、ところどころに赤い毛氈やベンチ等が置かれていて、自由に使用する事ができます。お弁当を持参するもよし、園内の下の広場で売られているうどん等を買って食べるもよしです。梅を使用したジャムやクッキー等も売られていて、ジャムやクッキー等は少し市販の物と比べると少し高いですが、とても美味しくオススメです。

花梅 鶯宿 八重の梅

梅の枝には、梅の種類の名称を書いた札もかけられています。幾つか拾ってみると…けさき、鶯宿、白加賀、花梅…等。梅の名前も覚えながら梅林の中を散策するのも、また、楽しいです。小さな子ども連れの家族からカップルまでが、満足できるところです。尚、トイレ等もきれいに整備されています。

嫁石の由来と梅祭り

現地に、「嫁石の梅祭り」と書かれた石碑が立てられていましたので引用します。

この地は昔、嶺南嶺北を結ぶ往還道で賑わい、嫁入道中の花嫁が休息のため座ったという岩があることから、嫁石の地名になったといわれています。

そして、梅祭りの由来について、以下の様に続きます。

当地では、昭和60年代から梅の植栽が行われてきましたが、地元有志により梅林を開放して花見会を催したところ好評であったことから、平成3年に梅生産組合が第一回梅祭りを開催。依頼、地域ぐるみ手づくりのイベントとして年毎に盛大となりました。(以下省略)(平成11年2月 土佐山村長 鎌倉利夫)

嫁石の由来を書いた石碑とお嫁さんが休息した大石 駐車場上の梅園 渓谷と梅

多くの人は橋の下、嫁石の岩のある森梅園の方にだけ行きますが、橋の上にある梅園もぐるっと散策できる道がついていますので、そちらに行ってみて下さい。途中から、沢を渡るので、川石の上を歩いても大丈夫な靴ではない人は、引き返した方が良いです。川を渡ると、車道に出ます。大石の下をくぐり、駐車場に戻りますが、時期があえば途中沿道に、寒桜や菜の花が咲いているのを見ることができるかもしれません。

アクセス

高知市中心部から土佐山のオーベルジュ土佐山を目指して行きます。途中は1車線で対面通行できない所もあります。円行寺経由よりは正蓮寺経由の方が道幅が広く走りやすいと思います。土佐山中学校周辺(弘瀬地区)は道幅が狭いので注意が必要です。土佐山地区に入れば、梅祭りが行われている期間は「梅祭り」の幟が沿道に立てられているので、道に迷う事はありません。オーベルジュ土佐山から更に車で10分位、奥に入ったところです。梅園周辺も道が狭いですが、梅園入り口近くに駐車場があります。(2007年3月10日現在)

メモ

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